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Zepp Tokyo - 4/4/01
with Dragon Ash + Love Psychedelico + Air
(reported by しげやん)
▼ Dragon Ash
自分が会場に到着したのは開演時刻を15分ほど過ぎたところで、まさに彼らがライヴの始まりを告げたところだった。
しかし、彼らのことだが、正直なところ、殆どと言ってよい程知らない。アップテンポな16ビートの曲、もしかしたら売れた曲かもしれないが、周囲はけっこうダンスし、サビになると邦楽特有の盛り上がり表現法… 「1拍3拍に両人差し指を宙にかざして後ろから前へ振る動作」を行っている。いや、別に各自好きな方法で盛り上がっていいと思うんだが、個人的には盆踊りを思い出すのでちょっと恥ずかしい。で、途中ダンサー2名が加わるのだが、このダンスがやはり1拍3拍を重視したノリで、かなり興ざめ。その昔TVでやっていた「ダンス甲子園」を思い出した。(いや、「ダンス甲子園」は嫌いじゃなかったが…。)
でも例のボーカルの彼はいい声だ。早い曲よりもスローな曲の方がその味わいが伝わってきて、けっこう聴かせた。何故か王冠をかぶってるが、王様なのか。あ、それは深紫伝説か。
▼ Air
長いセットチェンジにボーっとし、さらにエアロを前にして飽き気味のところにPuffyがプレゼンターとして登場する。しかしそんな人々相手にまったり喋って思いっきりスベる。トホホ。てっきりLove Psychedelicoが出てくると思っていたが、当初の案内にはなかったAir登場となった。
自分はこれまた知識はなく、去年のフジロックに出ていたとか、掲示板に書いてあった「RATMに似てる」とか、断片的なものしかない。
7弦ギターと5弦ベースで武装した弦楽器は重低音が重いのなんの、音楽性以前に耳鳴りがひどくなり、途中トイレ休憩を入れさせてもらい、飲み物を補給。チケットには「一杯程度の飲み物券となる」と書いてあり、一杯「程度」ってどういうことなんだ、と勝手にツッコミを入れていたが、無事にビール一杯が出てきて一安心。
最後に王様が出てきて共演したらしいが、王冠がなかったゆえに王様って分からなかったぞ。
▼ Love Psychedelico
実のところ、今年に入って最も聴いているアルバムといえばエアロの『Just Push Play』でもクラプトン新作でもなく、彼女らのデビュー作かもしれない。いや、彼女らのことは本当に嫌いだ。ギター・アンサンブル、パーカッションの音色からヴォーカルへのエフェクトかけ具合まで、あまりにも露骨にSheryl Crowを模倣している。なのに、これまで読んだインタビュー(とは言っても3件くらいだが)では「シェ」の字も出ず、これがまた憎たらしい。ついでに言うと、その音がカッコ良いのが腹が立つ。ついつい職場のカラオケで調子に乗って歌っちゃったりして、嗚呼、アンビバレント。
というわけで、何気に期待していた彼女ら。Chemistryという二人組(やはり知らないぞ)に紹介されて始まり始まり。
Sheryl…もとい、ヴォーカルのKumiの声量はすごい!強弱が強すぎるゆえに、声を思いっきり出すとPA音が歪んで、けっこうスゴい。そんな歌声を出しながらギター(エレクトリック・アコースティック・ギター)で完璧なリズム・ギターを加えているのもかなり感動的で、弾いてる姿もカッコいい。時々歌声の音程は不安定になるが、そんなのは余裕で許そう。
で、もう一人のメンバー、Naokiのギターだが、これが笑える。プレイヤー誌最新号(2001年5月号)で彼の連載が始まったのだが、第一回目がいきなり「ヴァン・ヘイレン特集」。完全なギター・キッズと推察していたが、予想通りだった。北島健二(Fence Of Defense)様の風貌しながら"Your Song"では生ギター(Ovationエレアコ)に歪みをかけてギターソロをとったり、音色を上手く切り替えてヴァリエーションを加え、聴き慣れたCDとは別次元のダイナミックさがあった。
でも…これだけ才能あふれる二人だったら、模倣などせず、何故正当に勝負しない、と思ってしまったのは自分だけだろうか。次のアルバム、楽しみにしてよっと。
- Your Song
- Last Smile
- I Mean You Love Me
- Lady Madonna
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▼ Aerosmith
さてさて、ようやくだ。スタンディングゆえに当然ながら向かって右側、要するにジョー(Joe Perry, g)側を目指すが、さすがに前方へは進み難い。
プレゼンターがSugizo(元Luna Sea)なのは個人的に興味ないのだが、まあスティーヴン(Steven Tyler, vo)の唇に免じて許そう。で、本当に出てきたよエアロが!今回のイベント名をふまえてかオールディズの"It's My Party"をアカペラで歌いご機嫌そうだ!
一応ルックスのチェック。スティーヴンはサングラスして黄色系、我らがジョーは『Just Push Play』裏ジャケと全く同じ服で、赤の上着+黒の皮パン+グレッチ・ギター。ブラッド(Brad Whitford, g)は頭髪やや薄めにGibsonレスポール、トム(Tom Hamilton, b)は若返ったストレートヘアにこれまた裏ジャケと同じHefnerベースで、背後のジョーイ(Joey Kramer, dr)は相変わらず筋肉モリモリだ。ドームだとここまで観察出来ないからかえって現実感がない。
で、ジョーイが叩き出したのは…"Jaded"だ!スマパン"1979"にビートルズ"Ticket To Ride"のドラムパターンを加えた、というイメージが強いこの曲(あっ、自分だけ?)、最近のエアロでは"Living On The Edge"に次ぐ最高傑作と思っているが、まさかノッケとは!「疲れきったぜーっ」て歌詞がオープニングなのも考えてみれば笑える。まあ、それはさておき、ブラッドのソロがこれまた泣かせるのだ。スティーヴンの声も出まくっていて最初は思わず「口パク?」と思った程だが、その位スティーヴンの調子が良い、ということなんだろうな。でも、頼むからこの曲で例の盆踊り振りつけは見たくないよーっ。
2曲目は以前のレポートで曲名を書く気もなれなかった「あの曲」だが、今日はわりと抵抗なく聴ける。ブラッドの生ギター、ジョーのグレッチが生々しく聴こえるためなのだろう。スティーヴンはお約束の「カメラに唇のどアップ」を行い、当然ながらそれに皆が反応する。
スティーヴンがブルースハープを持ち出し、これがまたカッコ良いソロ・プレイを繰り広げる。そうなると、次の曲は当然ながら"Big 10-Inch Record"だ!ウギャギャ!ジョーはリバース・ヘッドのストラトに持ち替えているが、同タイプのギターを使用していたクスリ漬けの70年代映像を思い出し胸が熱くなる。そんなジョーがのけぞり、ポーズを取り、ついでにギターを頭の裏側に持っていってソロ全編をそれで弾き切ってしまうのにはもう感動の嵐だ。
そんで次に来るのが"Mama Kin"なんて!スティーヴンとジョー(黒のレスポール)が1本のマイクを分けあうシーンが、こんな間近に見られるなんて…。
"Mother Popcorn"のイントロが始まった時点で、自分を含む一部ファンは事態を把握し次の曲への態勢を万全とするのだが、そうでない人たちはギターフレーズが入るまで曲名が分からない… 当然ながら"Walk This Way"だぜ!とてもじゃないが20数年前の曲とは思えないほどフレッシュで生々しくて、ライヴで見るたびに新たな発見をするこの曲だが、今日は特にジョーイの重いドラムが印象的だった…。
しかし… この曲を演ってしまい「もしかして…」と悪い予感が頭の中をよぎるや否や、司会者が出てきた。無遠慮に「どうもありがとうございました!」と過去形で流れをぶったぎった。そう、これで終わってしまったのだ。プロモーション・ライヴに文句を言う自分も自分だが、でもエアロと他アーティスト達ではあまりに格が違い過ぎるし、せめてもうちょっと…。
アンコールを!という期待もむなしく、けっこうあっけなく終了。セットリストをもらいながら帰途についたのだが…
それには"Walk This Way"が載ってなかった。
そっか、それはエアロからのプレゼントだったんだ。
眼が熱くなった。それが涙のためか、汗のためか、花粉のせいかはよく分からなかったが…。
← しげやんゲットのセットリスト
- Jaded
- I Don't Want To Miss A Thing
- Big 10-Inch Record
- Mama Kin
- Mother Popcorn intro - Walk This Way
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Send comments to: Jun ShigemuraLast updated: 4/ 5/ 01
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