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平日ということもあり、前座のル・ティグラをスキップすることにしたためかなり遅めの九段下入り。だけど武道館周辺にはすでにダフ屋を含めて誰もいやしない。なおかつ武道館の中からはなにやら聞き覚えのあるヒップホップビートが聞こえてくるぞ〜。安かった当日券をゲットして会場内に潜りこむと、あららやっぱりもう「Sure Shot」をやってるじゃん。大きな歓声の上がる中、係員に誘導され座席に着いたが、A席という、通常の武道館ならもう2階席最後列とか思いっきり端っこの席なのに、ステージ正面の普通の2階席に案内されてビックリ。それもそのはず、2階席の後方のほとんどが暗幕で囲われていて、お世辞にもお客さんがたくさん入っている状況とは言えないからだ。でもオールスタンディングのアリーナに目を落としてみるとそこは人でぎっしりなので、トータルで見ると通常の全席指定の武道館ライヴと同じかそれ以上にお客さんは入っているみたいだから、このライヴの収支はそんなに悪くないのかもしれないなぁ。どうなんだろ。
黄色っぽいつなぎを着ている3MCs+1DJというサマソニと同じ形で進むライヴ。だけどぶっちゃけこのライヴで期待していたのは、マニー・マークも呼び寄せたというバンドセットの方だ。ミックス・マスター・マイクのソロDJプレイの途中で、衣装換えしたメンバーがステージの後ろに駆けて行くのがチラリと見えたが、ミックス・マスター・マイク タイムが終わるとステージ後方にかけられていた幕が上がって、「Sabrosa」のワウギターとともにビアガーデンのようなバンドセットがステージ前面へと移動してきた。その小さなステージ上にはパーカッションのリッキーと思しき人と、キーボードのマニー・マークと共に、グレーのスーツに身を包んだビースティーズがいる。かなり笑えたけどハードコアな曲はやらず、パーカッションから入った「Ricky's Theme」や、アドロックが曲紹介をした「Something's Got To Give」など、どちらかというとサポートメンバーを立てるようなマッタリとしたファンクナンバーばかりがプレイされた。
20分ほどのバンドセットが終わり、公演直前に撮られたと思われる武道館周辺のお客さん達の映像がスクリーンに流されたんだけど、みんな好き勝手に英語や日本語で曲のリクエストやメンバーに対するメッセージを叫んでいて、結構面白かった。
その後、赤いTシャツに着替えたビースティーズコアメンバーによるヒップホップステージへと戻った。ギグのハイライト的な「An Open Letter To NYC」の後は、もうベストオブビースティーズといった「Body Movin'」「Right Right Now Now」「3 MCs And 1 DJ」などの曲が続き、「ニューアルバムの最初の曲〜。ニューアルバムの最初の曲〜。」というアドロックのMCから、「All you Tekkies and TV addicts〜」とMCAがラップし始めて「Ch-Check It Out」へ行き、「So Whatcha Want」「Intergalactic」という名曲で本編を締めくくった時、MCAは武道館のフロアに降りてアリーナ最前、及び通路側の人達とハイタッチをしていた。
アンコールでは再度バンドセットが組まれ、MCAのディストーションがかったベースラインから「Gratitude」がプレイされた後、「これが最後の曲〜。ローソンでアフターパーティとかあるし〜。」とブツブツ言い始めたアドロック。「ローソンでチケットを買った人は〜? ファミリーマートでチケットを買った人は〜?」と聞いたら、ファミマで買った人の反応が大きくて「最悪!」と叫んだアドロックにみな爆笑。
「これはジョージ・W・ブッシュに捧げる曲。サボタージュ。」と言った直後の緊張感と、MCAの歪んだベースラインが聞こえて来た時の開放感に思わず鳥肌。曲中でそのMCAのベース音が聞こえなくなるハプニングもあったけど、マニー・マークの弾けっぷりとアドロックのライトハンド奏法(?)に苦笑しながら、ビースティーズバンドセットのお約束ナンバーによるかなり後味のよい幕引きとなった。
(End - 21:15)
自分自身終始座って観てしまったこともあって、どちらかと言えば淡々と進行していたようにも感じられたけど、去年のサマソニよりもかなり満足度の高いステージだった。それがバンドセットが加わったせいかどうかはちょっと分からないけれども、ガラガラの武道館だったからこそ、本当にビースティーズを好きな人達が集まって盛り上げたライヴだったからかもしれないな。
ひとまずアドロックにウソをつかずにすんだのでめでたしめでたしっと。
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