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本当に危なかった。前座のライヴはとうの昔に終わっており、会場に到着したのは、クロウズ開始直前の7時15分ごろだった。
無料の駐車場からちょっと歩くと、うっそうとした森林の中にひょっこりとステージが現れた。
芝生と緑に囲まれた野外コンサート会場に入ると、ゆったりとしたオーディエンスがゆったりと時を楽しんでいる。従ってステージ前に陣取っている輩の数はほんのわずかという嬉しい状況。 なので遠慮なくステージ前のクリスとリッチの間あたりの位置をキープする。
(Start - 19:35)
5分ほど待っていると、7時半過ぎにショーがスタート。夕暮れとともに始まるライヴはなんだかセンチメンタルな気分にさせられる。
「Ladies and gentlemen, your friends, The Black Crowes!」という紹介のアナウンスもいい。フレンドリーなリラックスしたムードの中、それに輪をかけてゆったりとステージ上の定位置に向かうメンバー達。
1曲目は・・・うーん、曲名を覚えていない。ニューアルバム、買ったけど、余り聞き込んでないのがバレバレ。それが "Move It On Down" だったってことは後日アルバムを聞きなおして思い出した。
ステージ登場時に身に着けていたシルクハットをすぐに脱ぎ去ったクリス・ロビンソン(g) のスリムジーンズに包まれた足が、足が、足が・・・細すぎる。その横のリッチ・ロビンソン(g)は「ライヴ楽しんでる?」と聞きたくなるほど無表情。クリスタルの防音パネルの向こう側にいる黒人女性コーラス隊はもっと無表情だったけど、その前にいる新加入のリードギタリストの左手こぶしの綺麗さはうっとりするに値する。
夕闇に包まれたステージ正面に現れた三日月にうっとりしたクリスが思わずその綺麗さをMCで褒め称える。
時がとてもゆっくり流れている感じだ。
最初のオーラスは「My Morning Song」で来た。リッチのスライドギターと中間のジャムセッションに見入り聞き入る。オーディエンスもとてもいい感じに楽しんでいる。もちろんハッパ付きだけど。
スティーブ・ゴーマン(Dr)がクリスの横でパーカッションを叩くラフなセッションを挟んで、クリスがアコギを持って歌う曲が続く。余りにも「クロウズのヒット曲」が演奏されないので個人的にはちょっとダレ気味になってくるが、アンプから直接音が聞こえるリッチのギターとその彼の指先を眺めているだけで退屈しのぎになる。
"Wiser Time" の超ロングジャムセッションにゆらゆら揺れたオーディエンスは、"Hard To Handle"でマイクを向けられ大合唱。本編最後はニューアルバムの顔ともいえる "Wounded Bird" のこれまた10分近いジャムセッションで締めくくる。
めちゃめちゃノラリクラリと来るかと思ったが、意外にも "Don't Do It" できっちり締めたアンコール。ヒット曲で終わらないところが今のクロウズっぽくていいかも。
(End - 21:35)
終始、(いろんな種類の)芝のにおいを嗅ぎながら、満天の星空の元でクロウズのライヴを見ることができた。思えばこれがフェスの中でも一番楽しかったフジロック99以来2度目のクロウズ体験となるわけで、野外に固執したのも、そんなところに理由があったのかもしれない。
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