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| The Charlatans | グツグツあっさりグルーヴ鍋 |
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クラブチッタ川崎 - 12/3/99
with Wino
今年の3月に川崎に引っ越してきて初めての、いや生まれて初めての、クラブチッタ川崎でのライヴ観戦。つまり「地元」で生まれて初めて外国人アーティストのライヴを観ることとなったわけだ。あまりにも近すぎてなんだか実感が湧かないという贅沢も味わいながら。
自分がヴェニューに到着したのは前座のワイノーのライヴが佳境に差し掛かった頃だったが、前売りチケットがソールドアウトの今夜は、ほんとフロアーの後ろの後ろまでがぎっしり満員。そんな客の前で、ギターの子が欽ちゃん跳びをしながら「Loaded」のスライドを弾いている。しかしワイノーってライヴ栄えするバンドだと思う。テレビとかで見るとひょろひょろしてなんてことはないバンドけど、ステージ上では存在感あるね。前回観たクラブスヌーザーでのギグの時よりもバンド的にスケールアップしているようにも見えた。「シャーラタ・ワナビー」を自認する彼らだけど、よりストレートに、自分に正直に、変に斜に構えてないところが好感を持てる。シャーラタンズの前座、という彼らにとってのもっとも危険なライヴに、好き嫌いは別にして、真っ向から挑んだことは賞賛に値すると思う。
リズム&ブルースやファンクの名曲がブイブイ鳴る会場にシャーラタンズが登場したのは夜8時過ぎ。「Good Witch, Bad Witch」のインストとともに黒づくめのメンバーが現れると満員の聴衆は大歓声・・・・とまではいかない、というかこないだのエリック・クラプトン公演での歓声がものすごかったもんだからこのぐらいではちっとも驚かない感じ。いや、改めてクラプトンのライヴはすごかったって感じ。
じゃなくって、かなり年食った感じがしたベースのマーティンの皮ジャン&カルバン・クラインの白いTシャツってのがなにげに気になる。いや、髪が伸びて昔の姿に戻ったかのようなボーカル、ティムのシャツの襟が長いことも若干気になる。そしてぜんぜんなんも変わってないようなギターのマークのギターが立憲麦価、じゃなくてリッケンバッカーだってのにはちょっとびっくりする。曲は「Forever」。ティムは手を広げて準備体操か?
あやー、SGであんなアコギみたいな音が出せるんだあ、と「The Blind Stagger」で思うも、去年のCool Campというイベントで来日した時も使っていた赤っぽいレスポールカスタムに持ち替えて「Tellin' Stories」を演奏。ステージ左側に移動したティムの「ワン・・・トゥー・・・」という声で鳥肌がゾワゾワっと立つ。(スピーカーに近づいたせいで思いっきりハウリングさせてたが。)
9月のスウェードのライヴもそうだったけれど、やっぱ申し訳ないけど前作からの曲のほうがしっくり来る、というかライヴ向きかな、とも思う。ニューアルバムからの曲はバンドのノリ自体の問題もありかもしれないけど、どっちかというと部屋で聴いているほうが好きだな。でもティム本人はニューアルバムからの曲のほうが完全に元気だ。
「North Country Boy」は、我らが「ノース・カントリー・オフ」(本サイト愛好者らによる北国地方でのオフ会兼小旅行)の元ネタでもあるので、思いっきり感動する。だが次の「Impossible」でもっとずっと感動する。いやあ、これは名曲だわ。自分はシャーラタンズの曲の中で最も心に染み入るのがこの「Impossible」だったりするのだが、やっぱりライヴで聴いてもまったく印象は違わない。ティムにグワっとスポットが当たって彼のハーモニカを聴くことができた。うまかないけど味はある。ティムっぽいといえばティムっぽい。
曲が終わるか終わらないかぐらいのうちにマークがギターを持ち替えて「One To Another」。イントロだけでまた頭がボーっとなって、「Senses」のイントロにテープが使われていることにちょっとショックを受ける。ティム、ここでこそハーモニカを吹いてくれよ。
曲紹介の時点でもう大歓声・・・「Just When You're Thinkin' Things Over」だ。そしてギターリフと暴力的なハモンドオルガンがまた大歓声を誘った初期のヒット曲「The Only One I Know」。2フレットにカポをはめたギターでの「A House Is Not A Home」。メドレーみたいにハモンドがギャオス内藤「Weirdo」。打ち込みの音も聴こえたがドラムのジョンは至って元気。メンバーの中で一番元気だったかも。
「How High」のイントロでは今日最後の鳥肌が。サビをちょっとばっかり違えて歌うティム。やはりこないだのクラプトンライヴに較べてかなり小さい歓声と拍手の中、ティムを最後に「さんきゅー・べりまっち」という声と数本のタバコとともに戻ってきたメンバー。(・・・・はっきりいってティムの英語はさっぱり分からん。みんなも愛想笑いで対応。)最後の最後はやっぱりマーティンのベースラインからスタートした「Sproston Green」。ストーンズでいえばまるでジャンピン・ジャック・フラッシュゆえに、これで終わり、といった雰囲気が会場全体を包む中、ティムは客を煽る煽る煽る。事あるごとにニコニコしているティムはやっぱりちょっとばっかり可愛い。俺が女なら惚れるかも。
結構あっさり書いているものの、かなり後ろのほうで観ていたものの、いやかなり楽しんでいた。でもニューアルバムからの曲がもう一花咲かせてくれて、もう少し盛り上がりに貢献してくれればもっと良かったかも。いやそれ以上に気になったところは、メンバーにちょっと元気がなかったように見えたことかな。なんか上の空のように見えた時もあったし、もっとメンバー間の絡みがあってもよかったんじゃないかな、とも思った。ティムのキャラはすごく立って見えたけど。
しかし演奏はうまかったなあ。絶対に音を外さない。キメどころも絶対に外さない。ただサクサクと楽器をいじくってるだけのようなのにグルーヴは間違いなく外さない。当然のことだが、前座のワイノーとは最初の一音から格の違いを見せたシャーラタンズでした。でもその差はちょっとだけ縮まっているかな?
・・・このレポートは、本日めでたく第2子誕生のhideさんに捧げます。(^o^)/
- Forever
- The Blind Stagger
- Tellin' Stories
- North Country Boy
- Impossible
- One To Another
- Senses
- My Beautiful Friend
- Just When You're Thinkin'
Things Over
| - The Only One I Know
- A House Is Not A Home
- Weirdo
- How High
- Watching You
- Sproston Green
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Send comments to: Katsuhiro IshizakiLast updated: 12/ 3/ 99
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