Burps Online

Gig Report
HUEY LEWIS & THE NEWS - 14,000円 -
Tokyo Kokusai Forum - 2008/04/20

- PREVIEW -
 
一夜限りの大宮ソニックシティ公演(・・プラス正確にはとある企業主催のプライベートギグ)から時の経つこと10年弱。相変わらず大ファンであることには変わらないんだけど、シカゴとのダブルヘッドライナー(・・・とは言うものの、US では前座扱い)という来日ツアーは個人的にかなり寂しい。シカゴは別に好きでもなんでもないしね。本当なら単独で新木場あたりで観たかったのだけど。

しかしこの一般には美味しいこの組み合わせが功を奏したのか、いや功を奏したんだろうということで、チケットは当日券の販売もないという見事なソールドアウト。社会人のアクセスしやすい週末の公演ということもあるけど、仮にもその昔は野球場で数万人相手にライヴしていたバンドだからねぇ。前座扱い(!)とはいえ、1万にも満たないキャパを埋めるのは難しくないと思う。
 
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- GIG REPORT -
 
定刻の直前に辿り着いた1階席は・・・遠い。オールスタンディングの自由席(?)で自分の観たい場所で観るというスタイルに慣れ過ぎてしまったせいなのか、国際フォーラムの一階席後方は、とてもステージから遠く感じる。オペラグラスか何か補助器具が必要な感じさえする。


(Start - 17:05)

「ドドンドドン」というハートビートに呼応して赤くなるステージにバンドメンバーが登場。「The Heart Of Rock And Roll」というお約束の中のお約束の曲でショーがスタート。雑誌「Rolling Stone」において、「アメリカの地名を連呼してばかりいる」という理由により80年代で最もダサい曲のひとつに選ばれた曰くつきのナンバー。 曲の最後の部分で「トーキヨー!」とお約束のように叫ぶヒューイ(57)は黒のボタンダウンのシャツに、濃い目のブルージーンズを履いている。向かって右のステフ(G)、左のジョニー(G, Sax)も同じような服装で統一感が取れている感じ。

数年前に発売されたライヴDVD「Live At 25」と同様に、「I Want A New Drug」から「Small World」までは各メンバーのソロパートを大きくフィーチャーしながらメドレーで展開。3連のロッカバラード「Doin' It All For My Baby」は、一緒に歌いながら、あまりの素晴らしさに鳥肌が立った。

隣の外人カップルが「パワーオブラブクルヨー、パワーオブラブヨー」と耳打ちしていたら始まった「The Power Of Love」。映画バック・トゥー・ザ・フューチャーの主題歌として有名だけど、R&B 色が濃いこの選曲の中ではかなり浮く存在である。これを聞かないと帰れない的な曲だけど、個人的にはセットリストから外してもらいたい曲でもある。

ブルースハープが大きくフィーチャーされ、オリジナルとまったく違う印象の「Jacob's Ladder」。とにもかくにもすべて一緒に歌う。一字一句間違えず歌詞が口から出てくる自分にも驚いたが、下敷き代わりのクリアシートに挟んでいつも眺めていたのは「Fore!」の歌詞カードだったということもあって、このアルバムからの曲は思い入れが強すぎる。なのでなんだかもう分けが分からない。

9,800円という、当時としてはかなり高価なVHSのテープが擦り切れるほど見た84年のライヴビデオの映像とまったく変わらない「Are you still with me?」「Are you with me so far?」という呼びかけを何度もしていたヒューイ。「コンバンワー。ゲンキデスカ。言葉が分かるととても簡単ね。」というMCでややウケしていたオーディエンスは、言うまでもなく(とても違和感のある言葉だけど)いわゆる R40 とかいう世代のオヤジとオバサンばかり。シカゴがメインのお客さんばかりなのかなぁ・・・と思っていたらとんでもない。頭から総立ちで大盛り上がりしている。だからこそ単独公演にしてほしかったのに。

アンコールではシカゴのメンバーもギター&ブルースハープで参加。その中の「Bad Is Bad」はコテコテのシャッフルシカゴブルースに生まれ変わっていてとても新鮮。フィナーレはドラムセット前に集合するところから始まる「Workin' For A Livin'」。メンバー勢揃いで別れの挨拶が終わるとキメキメのポーズで最後の最後にまた笑いを取っていた。

(End - 18:35)


10年ぶりに会えたヒューイは、ボーカルのハイノート部分は苦しいし、曲の締めでジャンプもしなくなったけれど、遠くから見ているせいか見た目の印象は20年前と恐ろしく変わらない。パブバンドの一員だった初期の色を濃く残す「Some Of My Lies Are True」や、バラードの大名曲「If This Is It」、全米ナンバー1ヒット「Stuck With You」、バドワイザーのCMソング「Couple Days Off」などなど、やってほしかった曲はたくさんあるんだけど、まぁそれらは次回のお楽しみということで。

そうそう、その後のシカゴ。

聞いたことのある曲が多くてビックリしたと同時に、途中でヒューイ・ルイスがゲスト参加、そしてザ・ニュースのメンバーもコーラス、キーボード、マラカスで応援、といったように、両バンド入り乱れたライヴとなったのでかなり楽しかった。とにもかくにもシカゴを観ずに帰らずよかった。


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  1. The Heart of Rock and Roll
  2. New Song
  3. I Want A New Drug - Small World
  4. Doin' It (All For My Baby)
  5. The Power Of Love
  6. Do You Believe In Love
  7. Jacob's Ladder
  8. So Much In Love
  9. Um Um Um Um Um Um
  10. Heart And Soul
  11. But It's Alright - We're Not Here For A Long Time (We're Here For A Good Time)

  12. Back In Time
  13. Bad Is Bad
  14. Workin' For A Livin'


 
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Last updated: 2008/04/24