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● A PERFECT CIRCLE (Main Stage)
セカンドステージからダッシュ! A Perfect Circle(以下APC)のギグが始まってからすでに10分以上が経過しているではないか! こちとらバンドに新加入したジェームス・イハ(ex-スマッシング・パンプキンズ)を見るために必死こいてこの会場まで来たわけだから、ほんとにちょっとだけでも見逃すのは許されないわけだから。
・・・でモッシュピットに滑り込むようにして再入場してみると、あれ??? 違うバンド? 前に2人しかいないし、ボーカルのメイナードの姿は見えないし、聞いたことのない曲だし・・・・ひょっとしてAPCはキャンセル??!! ・・・・・とか思いながらよーーーーく観察してみると、ステージ後方が一段高くなっていて、その左右にギタリストとドラマーがいる。 んで、その中央の、つまり普通のバンドであればドラマーがいるべき位置に、なんか四方に白い垂れ幕のようなものがかかっていて、人の動くシルエットが見える・・・・。あー、メイナードだ! まだ日が高くて明るいので、お世辞にも幻想的とは言えないが、トゥールのように、またしてもメイナードは姿を隠して歌っている。
そしてそのメイナードの蚊帳(?)から向かって左横にあのジェームス・イハがいた。髪形は相変わらずちょっと長めな感じで、衣装はすべて黒で統一。顔に何かメバリが入っており、ちょっと化粧がかっているらしい。ギターはお馴染みの黒のレスポールで、右足を若干前に出しながら、うつむき加減にギターを弾いている。
かなり練習させられた(?)という噂のギターの方も、一応ちゃんと弾けていて、なおかつ音量もメインのギタリストのビリーとそんなに変わらないぐらいのボリュームになっている。でもパンプキンズの時は向かって右側にいたので、今のこの左側奥という位置にはちょっとまだ馴染めない感じ。なおかつ立っているところが一段高くなっており、そこから動くことを許されていないので、なんか檻に入れられた猛獣ショーみたいな感じだ。
1stアルバムトップの「The Hollow」が来て、周りに掛かっていた白い幕が解き放たれ、アディダスの黒のジャージパンツに白のタンクトップというメイナードが姿をあらわしてから、ようやくバンド全体の様子が見えてきた。ジェームスの前にはベースのジョーディー・ホワイト(=トウィッギー=元マリリン・マンソン)がいて、その横にはギタリストのビリーがいて、その後ろにはドラムのジョシュ(=元ヴァンダルズ)がいるわけだけど、このバンド、やっぱとんでもないっす。 はっきり言ってパズの代わりにジョーディーが入ったのは(悔しいけど)大正解。より男くさくはなったけど、より妥協を許さないとんでもない音の塊をぶつけてくるんですよこの人達は。 もう、これもはっきり言うと、トゥールよりもすごいかもしれない。なにせこのバンドにはトゥールとマリリン・マンソンとパンプキンズとヴァンダルズがいるわけだから・・・。ビジュアル的にもジョーディーとジェームスの加入が功を奏してメチャメチャかっこよくなっている。
完全に格の違いを見せつけながらショーは進行。途中でメンバー紹介があり、最初に紹介されたジェームスは、両腕をウェーブさせてちょっとだけブレイクダンスを披露。だけどメンバーの誰も見てなかったみたいで、オーディエンスからもほとんど無視状態。さらにその後、ジョーディーから変な人形を持たされ、メイナードからは「ジェームス、なんかブレークダンスやれ。」と脅されて、また腕のウェーブを披露することに・・・。さらに「歩いてみろ、ジェームス。」と言われ、ムーンウォークまでやらされる始末・・・。完全にAPCのメンバーのおもちゃと化しているにも関わらず、オーディエンスに全くウケていなかったという悲しい結末に、ひょっとしてジェームスがAPCを去る日も近いのではないかとも思ったりして・・・・。(がんばれ、イハ。)
しかしそんなことはどうでもいいと思えるぐらいのことが起こった。 いきなりステージ袖を指差したメイナードが、「スティーブンとかブラッドとかデイヴとか・・・最低だこのやろ・・・。」とか言い出し、さらには、
メイ:「みんな! ブラッド・ウィルクはおま○こ野郎だ、と叫んでくれ。」
我々:「ブラッド・ウィルクはおま○こ野郎だ!!」
とまでコール&レスポンスさせる始末。もちろんブラッド・ウィルクとは、元RATMで現オーディオスレイブのドラマーで、なおかつワタシの実の兄貴なわけだけれど、そのブラッド兄気がいきなりステージに上がってきて、メイナードと抱き合っているではありませんか。なんという信じられない光景・・・。もうジェームスがいじめにあっていることなどどうでもよくなってきた。
するとステージ上に小太鼓と中太鼓が用意されて、「いったい何に使うんだろ?」と思わせながら始まった「Thomas」では、曲の途中でジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロがステージに登場し、モニタースピーカーの上に上がってギターを弾きまくり、かつさらに同じジェーンズのスティーブン・パーキンスと、オーディオスレイブの我がブラッド兄貴がやってきてその小太鼓と中太鼓を叩き始めたではありませんか! なんと3人ものゲストがいきなりこの曲で飛び入り参加。 つまり今、このステージには、トゥールとマリリン・マンソンとスマッシング・パンプキンズとヴァンダルズとジェーンズ・アディクションとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがいるという、なんだかわけわかんないとんでもないことになっている。
あんぐりと口を空けながらその様子を見ていると、ラストの「Judith」が始まり、心配していた途中のブレイクでのギターソロもジェームスはきっちりと決めてくれて一安心。 メイナードも、3年前のフジロックの時と同様に、この曲でカツラを取り、いつものスキンヘッドを披露していた。
しかしほんと、なんというか、やっぱAPCはすごすぎる。日本にファンの多いジョーディー(=トウィッギー)とジェームスが入ったことだし、もう速攻の来日を切望します。しかも武道館とかメッセとかそういう大きな会場でやってほしい。じゃないとこのスケール感を本当の意味で味わうことはできないような気がするから。
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