Burps Online

Gig Report
RAGE AGAINST THE MACHINE - Who's testified? -
Makuhari Messe - 2008/02/09

- PREVIEW -
 
コーチェラ・フェス、そして秋のヴードゥー・フェスを経て、なんだかんだで再結成以来3度目となるレイジのライヴ追体験がようやく日本で実現。 オーストラリアのビッグデイアウトフェス+単独ツアーついで(?)とはいえ、再結成以降、レイジがアメリカ以外でライヴをやるのはこれが3国目ということで、日本は(金銭的にも)恵まれた国なのかも。
 
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- GIG REPORT -
 
発売開始後、早々とソールドアウトになった本公演だけど、取ってもらったチケットはフロア最前ブロックだったので、ステージは極めて近かった。しかし野郎率 80% 超だし、風邪気味で体調はあまり良くないしだったので、ブロックの後方で大人しく、汗で風邪を悪化させない程度に揺ら揺らしながら観ることにした。

開演予定時間を若干まわった頃にお決まりの場内アナウンスがあり、ヴァン・ヘイレン、レディオヘッド、スポンジ、ジミー・イート・ワールドなど、「誰の選曲よ?」ってな SE が続く。


(Start - 18:55)

アフロがさらに膨張した感のあるザック・デ・ラ・ロッチャ(38, Vo)は赤いシャツを、顔の皺が若干増した感のあるトム・モレロ(43, G)はカーキのシャツに黒帽子をそれぞれ身に着けている。2人ともコーチェラヴードゥー・フェスとまったく同じ衣装。

ヒゲを生やして精悍な顔つきになっていたブラッド・ウィルク(39, Dr)のタムまわしが終わり、スティックのカウントから「Testify」でショーはキックオフ。再結成以来、定番となっている1曲目だけど、ショーの開始直後だからなのかメンバーの動きはあまり軽快じゃない。

同じくブラッドの、スネアのフラムショット一発をトリガーとして「Bulls On Parade」がスタート。トムのギターソロ開始直後、左腕を突き出したザックは「Go! Go! Go!」とフロア右側を煽る。

「Bulls 〜」の次はやっぱり「People Of The Sun」。この流れは覚えていたので、トム・モレロはギコギコ音を出すために使用する六角レンチをどのタイミングでピックアップするのかなぁと見ていたら、ドリンクを飲むついでに手にしていたみたい。

トムとティム・C(39, B) がお互い向き合いながらイントロをスタートした「Bombtrack」。ブラッドのドラムと対峙しながらトムの最初のギターソロを聞いていたザックが印象的だった「Bullet In The Head」。特に後者は「Freedom」と並んで今のレイジのライヴで最も好きな曲のひとつかもしれない。

「Know Your Enemy」が終わるとザックの「ドモアリガトウゴザイマース」という挨拶に拍子抜け。再結成直後の緊張感も抜けてきたのか、スクリーンに何度も映し出されたザックの笑顔には、逆にちょっと気味悪さを感じるぐらいだった。

いつの間にか黒いヘルメットが頭に乗っていたティム、そしてその後ろで精悍なボディを惜しげもなく見せ付けるブラッド。「Wake Up」か何か終盤の曲でシールドにザックの足が引っ掛かかってギターを引っ張られてよろけていたトム。アンコールで再登場し、ソロを弾く前にペコリと頭を下げたのはやはりそのトムだった。

「Know Your Enemy」と「Guerrilla Radio」というキャッチーなハードロック2曲に挟まった形の「Renegades Of Funk」でステージのフロント3人はまったく微動だにせず演奏に没頭している感じ。オリジナルアルバム3枚しか知らない人達にとっては馴染みのない曲なので、もう少しバンドメンバーが客を煽ってもいいような気はするけれど。

各ブロックの前の方はどうだったか知らないけれど、自分の周りではザックの差し出すマイクにあまり反応できていなかった。ライヴではマイクをフロアに向けるのがお約束となっている「Vietnow」の「Turn it off」という部分や、「Guerrilla Radio」の「Better place than here, better time than now」という部分は特にあんまり歌えてなくて、風邪による鼻声で大きな声を出してしまった自分に赤面・・。(オレ、下手だし。)

途中でこれまで聞いたことのないブレイクが入った「Vietnow」は、実はドラムのブラッドが単純にミスっただけのようにも感じた。「Freedom」の序盤はザックのマイクから音が出ていなかったし、自分が見ていた最前ブロック側後方だと音響は良くなかったしで、なにかコンサート全体のパフォーマンスは今ひとつだったように感じた。かつて、幕張フジレディングで見たときに感じた爆発的なエネルギーは、今日のステージからあまり感じなかった。

さらに個人的にガッカリしたのは「Wake Up」の後半部分。自分が見た2度の公演では、ここでザックが何らかのメッセージを発し、ゆっくり盛り上げながらオーラスに突入していたのに、今回は短いリリックを何度か繰り返すだけで、あっという間にエンディングを迎えてしまった。先のオーストラリアツアーで同じだったのかは知らないけど、英語が分かろうが分かるまいが、ここで何かメッセージを残してほしかった。

(End - 20:15)


個人的には、昨年のガンズ・アンド・ローゼズ公演と全く同じ会場、全く同じ場所で見ていたせいか、なんかガンズのライヴの続きを観ているようでもあった。曲の終盤になると決まったようにモニタースピーカー上に登って演奏するトム・モレロはまるで現 GN'R ギタリストのロビン・フィンクのようにも見えた。ザックはアクセルっぽい・・とまでは言わないけれどやっぱり、曲は最高なんだけどなにかどこかノスタルジックに感じてしまう、という、いい意味でも悪い意味でもガンズのライヴに似ていた。

再結成以降あまり変化のないセットリストも、個人的には新鮮味に欠けた理由かもしれないけど、夏のフェス出演が終わってさっさと新譜でも作れば、今度来日する時は、もっと新鮮で緊張感のあるレイジを見せてくれるだろうきっと。


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  1. Testify
  2. Bulls On Parade
  3. People Of The Sun
  4. Bombtrack
  5. Vietnow
  6. Bullet In The Head
  7. Know Your Enemy
  8. Renegades Of Funk
  9. Guerrilla Radio
  10. Calm Like A Bomb
  11. Sleep Now In The Fire
  12. Wake Up

  13. Freedom
  14. Killing In The Name


 
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Last updated: 2008/02/11