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Gig Report
SONICMANIA 04 - 曙戦以外は前座扱い? -
Makuhari Messe - 2004/02/01

- PREVIEW -
 
昨年から始まったインドアロックフェス=マジック・ロック・アウトとそっくりなイベントを仕掛けてきたクリエイティブマン。「またスマッシュの真似かよ?!」と言いたいところだけど、トリのコーンに免じて許したい。

行くか行くまいか最後の最後まで迷っていたけど、思いがけず早起きしてしまったし、天気もよかったので、幕張会場2日目のみ、つまりコーンがトリのこの日だけ参加してみることにしました。
 
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- GIG REPORT -
 
フェスティバル会場に向かっているという高揚感もムードもあんまり感じられないまま幕張メッセへ。リストバンド交換用のイベントホールに、ライヴ会場からの音が流れてきていたが、いや〜〜〜、出たよ高崎晃。きゅるきゅるきゅるきゅるというギターソロの音は紛れもなく高崎晃。来る途中で思い出したんだけど、自分が初めて観た邦楽アーティストのライヴはラウドネスだったんだよなあ。遡ること14年前、東京ドームで彼らの(前座)ライヴを観たのが最初だったんだよな。

そのイベントホールからさらに5分ほど歩いて、お馴染みの幕張メッセ1番ホール入り口へ。 タイ料理だのロシア料理だの、フジやサマソニでよく目にする屋台が並んでいたけど、さっさと素通りしてライヴ会場の方へ。 そこには対面式のステージが2セット設けられていたのだけれど、サマーソニック幕張会場の文字通りの対面ステージとは違って、奥の2つのコーナーにそれぞれステージが設置されているのがなかなか壮観だ。(ソニマニオフィシャルの見取り図) しかしブロック分けが無駄に多い、クリマンのいつもの仕事に一瞬眉をしかめてしまったけど、こればっかりはこの場においてはひとまず慣れるしか他ない。


LOUDNESS

向かって右側のOcean Stageでプレイ中だったのがそのラウドネス。往年のギターヒーロー、高崎晃のプレイに涙する、ことはなかったけど、自分がテキサスに住んでいた時、日本のバンドでラウドネスだけは有名だったことを思い出した。「サンアントニオで観たことあるぜ。アキラ・タカサキはすごかった。」と言われたこともあったしね。

そんなアキラ・タカサキ率いるラウドネスだが、確かに彼のギタープレイはすごいんだけど、それ以上に、ステージ上にローディがいる・・・・と思ったらそれがラウドネスのボーカルだったことがもっと衝撃的だった。K-1の角田信朗かと思った。その時はてっきり新ボーカリストだと思ってたんだけど、帰ってきてさっきオフィシャルサイトを見たら、どうやらあの角田信朗はあの二井原実ならしい! 往年の姿とのギャップに少なからずとも苦しむが、ドラムの樋口もギターの高崎も余り経年変化を感じさせないからなおさらそのギャップが大きく感じられてしまった。「This next song is called なんちゃらかんちゃら!」という英語の発音は良かったが。

ライヴ自体は可もなく不可もなくといった感じで、気が付けば自分の横に某RO誌編集長様が腕組みしていらっしゃったことの方がビックリした。自分の中学の時に子守唄代わりに聴いていた「Crazy Night」をやってくれなくてちょっとがっかりした。途中でよくマラソンの沿道で振られている朝日新聞の旗みたいのがバックに出てきたが、あれは一体なんだったのだろう?


PLEYMO

10分ぐらいして今度は向かって左側の「Mountain Stage」にてPleymoのステージが始まった。「あ、ビッグインジャパンのプレイモね。」とちょっと小馬鹿にしていたのだが、始まってみると、演奏はそんなに巧いとは思わないし目新しい音楽とも思わなかったけど、彼らの一生懸命さが伝わってきて思っていた以上に楽しめた。演奏内容と引き換えに日本語MCがやたらと巧く、「ボクタチハプレイモデス!」ぐらいは朝飯前で、「サマーソニック2002ニキテイタヒトハイルカ? ソノトキトオナジグライモリアガッテイコウ!」みたいなことまで言っていてかなり笑えた。その代わりと言ってはなんだけど、英語はちょっと文法的に怪しいところもみられたのはご愛嬌。


JESUS JONES

「アメリカのニルバーナ、イギリスのジーザス・ジョーンズ」と言われた時代があったかどうかは定かではないが、EMFとともにデジタルロックの先駆けとして一世を風靡したジーザス・ジョーンズ。最後の最後には布袋寅泰のバックバンドという汚点(?)を付けられてフェイドアウトしていったジーザス・ジョーンズがここに数年ぶりの大復活を遂げてしまった。

大ヒットした例のクエスチョンマークジャケットの付いたアルバムしか聴いたことがなかったのだが、それでも知っている曲がいくつかあった。その中でもテンポダウンした「Right Here Right Now」は良かった。さすがデジタルロックの先駆者だけあって、「人間 vs テクノロジーはテクノロジーの勝ち。」とか言っていたが、デジタルうんぬんは抜きにしても普通のイギリス出身のバンドのライヴとして、普通に楽しめた。新曲もキーボードのラインが結構クールで悪くなかったし、ギターの鳴りも良かったし、スネアの鳴りもちょっと時代を感じさせつつカンカン鳴っていたので、全体的にすごく気持ちよく楽しめたライヴだったと思う。


BACKYARD BABIES

出演キャンセルとなってしまったスリップノットの代役がこのバックヤード・ベイビーズ。スウェーデン出身ということぐらいしか知らないこのバンドだけれど、さすがハノイ・ロックスを産んだ北欧の国で育っただけあって、音はもうコテコテのロックンロール。ツインギター&泣きのコーラスという王道フォーマットは、サマソニ2002に出ていたワイルドハーツを思い出させた。

しかしいかんせんステージ前に陣取っていたのは2つ後のコーンファンということで、盛り上がり的にはイマイチ。演奏は悪くなかったと思うんだけど、この位置にはプレイモみたいなニューメタル系のバンドを入れて上げた方が良かったかもしれないな。


EVANESCENCE

フジロック2003以来半年を経て再会したエヴァネッセンス。アルバムの売り上げ的にはコーンを凌いでいると思うんだけれど、いかんせん会場内はコーンモード一色なので、この究極の産業ロックバンドにはイマイチ分が悪い。2曲目にいきなり「Fallen」が来て結構盛り上がってきたけど、隣りのステージからは極悪なマイクチェック音が異様に鳴り響いているのがかなりシュール。正直なところボーカル=エイミーのピアノ弾き語りは眠くなりそうだったし、バンドメンバー間とのコミュニケーションもやたらと少なく、「このバンド、本当に大丈夫なのか?」と危惧することもしばしば。どこからとなく聞こえるキーボード及びストリングス音がまるでグレイやラルクのようだ。「Are you ready for Korn?」と聞かれて「イェーイ!」という怒号はちょっとキツかったかな? ちょっとフジの時と流れは違ったけど、パンプキンズの「Zero」もプレイされたが、フロアの反応はもうひとつといった感じで、やはりシングルヒット曲なんかのウケがよかった。だけどエイミーの声自体は好きなので(・・・ついでに言えば彼女の黒の上下も可愛くて好きなので)、なんか今の取って付けたようなバンド形式ではやらずに、ソロかなんかで好きにやってほしいなぁというのが正直なところなんだけれども・・・。


KORN

「一体いつの間にこんなにたくさんの人が入場してたの?」と問いたくなるぐらいものすごい数の人達がステージ前はもちろんのこと自分がいたフロア中腹付近にも押し寄せてきた。きっとコーンだけがお目当てっていう人も多いんだろうなぁ。かく言う自分も似たようなもんなんだけれども。

ドラムセットに掛けられていた暗幕が取り除かれ、予定時間よりも若干押し気味にショーがスタート。曲はニューアルバム「Take A Look In The Mirror」のトップを飾る「Right Now」だ。フィールディーのベース音がベシベシ鳴るその上をヘッドとマンキーの7弦ギターがブイブイと重なっていく。そして黒のアディダスの上下に身を包んだボーカルのジョナサンの顔が大型スクリーンに大映しになった時「あ!曙だ!」と言ってしまった自分。ちょっと、というか、98年のフジロック時と比べると明らかに太ってしまったジョナサン・デイヴィス。その顔はK-1ファイターにも引けを取らない。

フィールディーのベースソロから3曲目に「Got The Life」が来て大興奮。続いて自分の大好きな「Untouchables」から「Here To Stay」が来て大盛り上がり。ちょっと置いて、ドラムのライドシンバル音だけで大歓声が上がり、ヘッド&マンキーのツインギターでのリフが重なって「Blind」へ。やっぱこの曲のイントロはかっこいいわ。フジロックでのショーのスタートを思い出させたジョナサンのバグパイププレイも印象的だったが、その後も「Freak On Leash」やら「A.D.I.D.A.S.」やら「Faget」やら、初期の曲の連打が続いて1時間ちょっとのライヴはあっという間に終了。ハンディカメラを持ち出してメンバーの様子をファインダー越しに除いているフィールディーの姿が可愛かったり、意外にフロアにマイクを向けることの多かったジョナサンに驚かされたり、しっかりと日本式のお辞儀をしてステージを降りていったマンキーの姿が凛々しかったり、その鉄壁なヘヴィロックサウンドのみならず、ヴィジュアル的にも色々と楽しませてくれた。



コーンですらもすでに若者向けのバンドではないのか?と思わせるほど、パンク主体のワープト・ツアーに較べると明らかに年齢層の高かったソニックマニア。そんなアダルトなフェスティバルに合わせたのではないのだろうけど、ビールの種類が複数あって、黒ビールや青島ビールまで飲めたのは嬉しかったなぁ。
 
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Last updated: 2004/02/01