Burps Online

Gig Report
TOOL - 嬉しくないサプライズ -
Zepp Tokyo - 2007/02/10

- PREVIEW -
 
意外にも(?)ソールドアウトとなってしまった東京&川崎公演のチケットを奪取する機会を逃し、半ば諦めていたトゥール来日公演参戦だったが、ラッキーにも彼らは追加公演をオファーしてくれた!
 
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- GIG REPORT -
 
場外で形ばかりのボディーチェックを受け、入場口で(いつものように)まったく納得いかない500円のドリンクフィーを強制的に取られて(いつものように)憮然とする自分。追加公演となったZepp Tokyo 公演2日目の客入りはどうひいき目に見ても6割。PA 卓周辺とステージ前周辺のスペースは立入禁止。フロアを歩き回って確かめたわけではないが、残りのスペースにも空間が目立つようだ。


(Start – 18:15)

ステージ前方にギターのアダム(41)とベースのジャスティン(35)、後方に左からボーカルのメイナード(42)とドラムのダニー(45)というバンドの立ち位置はこれまでの公演と同じ。だけど会場がライヴハウスということでステージの奥行きがないせいか、ボーカルがそんなに後ろに引っ込んでいるようには感じない。

カウボーイスタイルのメイナードの日本語(=なんと言っていたかは忘れてしまった。)に脱力する間もなく1曲目の「Stinkfist」がスタート。前過ぎて、スピーカーに近過ぎて、耳が痛い。アダムがボリュームペダルを踏むとその音圧に脳がクラっとする。

そのアダムがステージ袖に下がり、変な金髪ロン毛の日本人の兄さん、いや、おじさんが両手ガッツポーズした後アダムのギターを手に取った。「こいつ誰やねん。」的な視線が浴びせられる中、「46 and 2」が始まった。なんとそのおじさん、「46 and 2」のフレーズほぼ完コピしてしまう。ジャスティンがボーカルマイクを取ってそのおっさんギタリストを紹介していたが、「ハットリハンゾウ!」と聞こえたような聞こえないような。

そして中盤の「Sober」の途中では日本人B-Boy 2名が乱入し、ステージ中央でラップ。「こいつら誰やねん。」的な視線をガンガン浴びているものの、その横のメイナードとアダムはニッコニコ。そういえばこの曲、一回だけスタジオでジャムったっけねぇ・・・(赤面)。

それはさておき、このライヴのハイライトは「Right In Two」でしょう。LAレイカーズのコービー・ブライアントのユニフォームを着たドラムのダニーに釘付けだったこの曲の中盤。要塞のようなドラムセットに挟まれて目立たないエレクトリックドラムをダブルストローク中心に組み立てられた柔らかいフレーズをかき消すように、アダムとジャスティンのノイズが被さると、ダニーのドラムも絶頂を向かえて壮絶にフィニッシュ。

ステージがあまりにも近いため、幸か不幸かバンドメンバー後方に絶え間なく流される映像はほとんど目に入らない。ステージの後半でそのスクリーンの上にいきなりバンドのバックドロップが垂れ下ったが、このバンドに敢えてそんなベタでありきたりの演出は要らなかったんじゃないかなぁ。

ロラパルーザ97でまとわりついた異物感や、フジロック01時のような巨大なスケールを感じることなく、DVD でも見ているかのように淡々と進んで見えたステージ。「(この後の)川崎と名古屋で会いましょう。」と言うメイナードに苦笑していると、「Aenima」のヘヴィリフでまた脳みそが揺さぶられた。

(End – 20:00)


期待を裏切らないベスト的かつヘヴィーなギターリフ中心の曲が多かったことが、トゥールというある意味神秘的なグループが普通のギターロックバンドになってしまったようでちょっと悲しいような物足りないような感じもしないことはない。アメリカでは常にアリーナクラスを埋めるバンドだけに、サマソニに続いてこんなに身近にバンドの演奏と存在を感じられたことは嬉しくもあり悲しくもあり・・・。そしてサマソニに引き続いてまたしても「Rosetta Stoned」を聴けなかったことがあまりにも悔しい。
 
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Last updated: 2007/03/06