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- January 2005 -
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Be My Enemy
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The Departure
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ガツンガツンというオープンリムのスネアショットで始まるこの曲は、同じような音を持ち味としているポストパンク的でかつニューウェーブ的な「Rapture」と間違いそうな「The Departure」のセカンドシングルだ。ウェブで調べてみるとこのバンドは同じイギリス出身のフランツ・フェルディナンドを引き合いに出されることが多いみたいで、確かにツインギターのセンスの良さなんかはフランツに通じるところがあるけど、全体の雰囲気的はニューヨークのレディオ4に近い感じがする。ボーカルの生真面目さは微笑ましくすらあって、その姿をソニックマニア05でちょっとナマで見てみたいバンドでもある。
さっき言った「ポストパンク&ニューウェーブ」というものだけど、特に最高に盛り上がっていた時期にがっちりリアルタイムだったわけではなかったこともあって、個人的にはオリジナルの連中に対しては特段の興味もないし特段好きでもないんだけど、いわゆる最近のリバイバルブームという名の下に出てきたバンドは結構悪くないと思っていたりもしている。だけど、絶対的なお気に入り、というよりも、今のオルタナティブロックの中で相対的に好き、という感じなのかもしれない。コールドプレイやトラヴィス、キーンといった路線よりは遥かに好みだけど、とことんのめりこむかと言われればそうでもない。ニューウェーブ勢がその直後の時代の礎になったとは必ずしも言えないかもしれないけど、どっぷり浸かっていた80年代のベストヒットUSA的な響きが音の中にあるとテンションが下がってしまうのは、今で言う「商業ロック」を無意識のうちに好んで聴いていたという後付の事実に対して赤面してしまうというよりはむしろ、これによって当時の自分自身の感情が露骨にわきあがってくるからだ。基本的に過去を懐古して楽しむ人間ではなくむしろそれを嫌悪するタイプで、どの時代であってもその時の自分に戻りたいと思わない。同級会とか同窓会とか結婚式とかいうものに参加したことも呼ばれたこともなく、当時の友人達との連絡も完全に途絶えて久しくなり、よってかなり曖昧になっている当時の記憶を思い出そうとしても思い出せないでいる。一方でここ20年近く切っても切れない付き合いにある音楽だけは、当時のカビ臭くてイカ臭い感覚を呼び起こさせることがあるから困ったものである。
80年代をほんのりとイメージさせるバンドがどんどん出てきているのも、青春時代をMTV世代のロックとともに過ごした人達が音楽を売る側の中心的立場に立つようになったことも少なからずあるのだろう。80年代のコンピ盤なんかもウェブやテレビの通信販売なんかでよく目にするしね。それらを聞いて「わー、懐かしい。」と感じるか、「わー、新しい。」と感じるかは人によっても世代によっても様々だと思うけど、Departureのような踏み絵的バンドを目の前に差し出されては、オイオイ泣くことも、にんまり笑って踏みつけることも自分はできず、否定はしないけど丸ごと許容するのもちょっと微妙な感じ。「どっちでもいいけどこれもアリなんじゃない? 意外に悪くないと思うよ。」と言ってしまうだろう。
しかしパソコンの前で胡坐かきながらこんなことをウダウダ書いている自分を客観的に見ると、昔のカビ臭い部分は結局その後何も変わってないんだなとも思う。むしろ、ベーシックプログラミングにハマリ、何ページにも渡るフローチャートなんかも自分で手書きしながらなつかしのパックマンを自作していた小学校高学年の自分の方がまだ実益があったんじゃないかとすら思うよ、今となってみると。
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Send comments to: Katsuhiro Ishizaki.Last updated: 01/27/05
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