Burps Online

Disc Review

- February 2005 -

Rooster Rooster

Rooster うわぁ、掲示板によく登場くださる方々が好きそうな音だわ。ブラック・クロウズ、リーフファン、はたまた最近だったらジェット、シルヴァータイドファンの皆さん、お待たせ〜。ニック、ルーク、ベン、デヴィッドというイギリス出身の4人組バンド、ルースターのデビューアルバムの到着っす。「ルースター」と聞いて花田と大江らのあのバンドを思い出した人も、ストーンズのブルースナンバーを思い出した人も、クラプトンがヤードバーズ以前に参加していたバンドを思い出した人も、音の大体のイメージは掴めてますね。そう、基本的にはそういう音なんです。

1ヶ月前ぐらいに先行シングルを試聴した時はまぁまぁかなってことで購入には至らなかったんだけど、いつのまにか輸入盤のアルバムが店頭に並んでいたのでつい買ってしまった。ブルースリックを多用したタメタメアッパーな3曲目までは「キタ〜〜!」と盛り上がっていたんだけど、その後は自分の嫌いなベタベタのバラードあり、有効性にかなり疑問の残るフェイドアウトありで、ややトーンダウン。デビューアルバムにも関わらずインナースリーブに載っている歌詞はこちらの想像力を掻き立てられるようなものでもないし、音的にも目新しさは皆無。だけど同じインナースリーブに載っているバンドのライヴ演奏のスナップショットは、「オレたちゃライヴバンドなんだ!」と言わんばかりで、見る人にかなり期待を持たせるものになっている。この4月にはショーケースギグでの来日、そして5月には単独来日公演まで決まっているなど、きっと日本のみならず数多くのフェスティバルに出演もする予定なんだろう。

しっかしどっかで聴いたことのあるような音だよなぁと思い、物忘れの激しくなった頭で随分と考えあぐねた挙句、自分の記憶の中でかなりの合致をみたのが、事もあろうかかのボン・ジョヴィだった・・・。「バッド・メディシン」とか「禁じられた愛」とか連想させる曲がゴロゴロ・・・。だけどこれはきっとルースター自身がそういう音を届けたかったというよりはむしろ、ミックスかなにかの段階でそんな風に聞こえるようになってしまったんだろうということにしておきたい。この筋の先行者的な22-20sが、ライヴシングルは良かったのにその後のスタジオ盤はついぞ馴染むことができなかった、その逆を彼らには期待したい。幸いなことに彼らのオフィシャルサイトで観られる「Come Get Some」のライヴ映像はなかなかいい。すごい楽しそうで、期待以上にボーカルもうまいし、ギターもいい音を聞かせている。なのでできれば来日公演には足を運んでみたい。

もう一回言うけど、クロウズ or/and リーフファンの方々、大変お待たせしました、って感じ。同じウェブサイトのインタビュー映像の中でもメンバーの口から語られているけど、エアロスミスやフリー(・・・レッチリの彼じゃなくてポール・コゾフの、ね。)ファンまで、っちゅうか70年代初期〜中期のギターロックファンなら(いい意味でも悪い意味でも)違和感なく愛聴盤になる可能性は高いし、そんな時代のロックに縁も紫もない人でもこのバンドを通じてそういった昔のバンドを紐解くきっかけとなるはず・・・と思ったけど、最近の人ってそういうルーツ辿りの旅はあんまりしないのかな?



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Last updated: 02/05/05