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- April 2005 -
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ここ数ヶ月、サマーソニック2005に出るバンドばかり取り上げてしまっている気もするけど、今月も多分に漏れずそんなバンドを選んでしまった。しかしながらデビューシングル発表から1年弱、1stアルバム発売から3ヶ月も経つまでこのバンドの存在に気が付かなかったとはなんともお粗末。巷ではすでにかなり話題になっているみたいだけど、そんなこと全然知らなかった。Hivesを世に知らしめたということで自分の中では認識されている英国Poptonesレーベル一押しの新人=The Othersのこのデビューアルバムは捨て曲なし、というよりもアルバム冒頭のシングル「Lackey」が霞んでしまうほど、すべての曲がかっこいい。時代を意識したような硬いベース音が、あたかもリズムギターのように振舞い、全体をドライブさせている。3曲目の「William」あたりからギターのセンスの良さも徐々に前面に出てきてなかなかいい。ミュージシャンエゴの薄そうなドラムの慎ましさも悪くない。逆にミュージシャンエゴの厚そうなボーカルはもっと悪くない。初期のデイヴ・リー・ロス並みに唯我独尊としているコーラス要らずでリバーブ要らずのボーカルスタイルがかなりいい。大仰で退屈なバラードも、装飾過多なシンセ音も入ってないのがなおのこといい。同時に(安かったので)購入した、レーベルメイトであるKaiser Chiefsのアルバムもスマートで良かったけど、ライヴを観てみたいと思わせるのはやっぱThe Othersの方かな。
このアルバムを散々聴きまくった後に、音楽雑誌でThe Othersの記事と写真を発見した。以前「このバンド、だっせぇなぁ。」と思っていた4人組がThe Othersであることを知ってちょっと冷や汗。単純に写真映りが悪いんだと思いたいところだけれど、特に先々月のRoosters辺りの外見と比べるとあまりにも分が悪い。ハタチ前後のニューカマーがゴロゴロしている中にあって、この人達は年齢的にはどっちかというと筆者寄りなのは悪くないけど、ヴィジュアル面でのハンデをどう克服するのかは楽しみでもあり不安でもあり。
器用そうではないし、将来性がありそうでもないし、聴けば聴くほど味の出るバンドでもないけれど、過去の遺産から学習して小奇麗にまとまったバンドが多い中、敢えて捨て身のロックンロールで勝負を挑むこのバンドのNo Future感に一票投じつつ、マニックスのように面白く展開していったらいいなぁという期待もほのかに抱かせる粗野なバンドはいまどき珍しいのかもしれない。
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Send comments to: Katsuhiro Ishizaki.Last updated: 05/03/05
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