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- August 2001 -
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正直疲れていた。
仕事は問題山積みで、一つ解決したと思った頃に、また次のが発生する。
家庭の方だって、こっちはこっちで、姉の嫁ぎ先の母が亡くなったり、
3人の子供がそれぞれに我儘し放題だったりして、気の休まる時がない。
その上、少ない休日にもいろんな行事が重なってしまい、家族と過ごす時間が取れなくなっていた。
嫁さんも仕事と育児のストレスが溜まっている。
お互いに突っ込んだ話をしなくなっている。
泣き言は言いたくないけど、もっと時間が欲しい。
心底安らげる時間、家族とのんびりできる時間が欲しい。
2年前と比べて、体重が4kgも増えている。
社会人になってからだったら、約10kgだ。
運動しなきゃ、と思っていても時間が取れない。
何年か前から、朝、妙に涙もろくなっている。
NHK朝の連ドラを見て泣いたり、「おじゃる丸」を見ただけでも、何回か涙ぐんだ事があった。
理由はわからない。
でも、自分の中では確実に何かが変わっている。
最近、通勤に自転車を使うようになった。
と言っても週に2回程度。会社まで片道30分ぐらいだ。
日頃の運動不足を少しでも解消したいからなんだけど。
でも、ビールを止めない限り、痩せるはずがない。
今朝も自転車に乗った。
車のオーディオが壊れていて、聞きたかったCDが聞けなかったせいもあって、
ハイロウズのシングル「十四才」をMDに落としてサドルに跨った。
タイトルからして「青春」*1 に続くような、ノリのいい学園モノだと勝手に考えていた。
イントロはマーシーの静かなソロから始まる。
そして、ヒロトのボーカルが淡々としたメロディを歌う。
' ジョナサン 音速の壁に
ジョナサン きりもみする
ホントにそうだよな どうでもいいよな
ホントにそうだよな どうなってもいいよな'
それから、ヒロトとしては初めての、メロディもない叫ぶようなボーカルに変わる。
ポエトリー・リーディングのようだ。
' 一発目の弾丸は眼球に命中
頭蓋骨を飛びこえて 僕の胸に
二発目は鼓膜を突き破り やはり僕の胸に
それは僕の心臓ではなく それは僕の心に突き刺さった'
そして、サビのフレーズ
' リアル
よりリアリティ
リアル
よりリアリティ
リアル
よりリアリティ
リアル
よりリアリティ
リアル'
これまでの「ロック・バカ」な曲調ではなかった。
もうこの時点で、ペダルを漕ぎながらウルウルしていた。
ヒロト、お前よくここまで詩人として、表現者として成長したなぁ。
'吐き気がするだろ みんな嫌いだろ' *2
なんて歌ってた君も好きだけど。
そして、信号待ちをしている時に、目から流れ出ているものを止められなくなっていた。
もう少しで声を上げそうだった。
最後のフレーズだ。
' あの日の僕のレコードプレーヤーは
少しだけいばって こう言ったんだ
いつでもどんな時でも スイッチを入れろよ
そんな時は必ずおまえ 十四才にしてやるぜ'
あいかわらず状況は変わらない。
今更十四才に戻りたいとも思わない。
人間的にも社会的にも十分大人な自分がいる。
でも、この曲を聴いたとき、俺はヒロトのファンで良かったと思った。
ロックを初めて聞いて衝撃を受けた時、それは俺が十五歳の時だったけれど、
今だって、ロック聞いた時だけでも、十五歳に戻ったっていいよね。
こんな気持ち、うまく言えた事がない。(オイオイ)
9月に入ったらアルバムが発売される。
マーシーがどう出てくるか、それも楽しみだ。
*1 - 2000年5月発表のハイロウズ14thシングル
*2 - ブルーハーツ1stアルバム収録「パンク・ロック」から
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Send comments to: Mizukai Hisao.Last updated: 8/27/01
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